管理命令が出た理由

 


民事再生法申請 

平成16年7月28日に、大阪弁護士会の山田弁護士と同行して民事再生申立代理人として大阪地方
判所に民事再生法を申請。 そのまま約2時間待たされて、出てきた山田弁護士が「申し訳ない、管
命令がでた」と。 私は当該裁判官と一度も顔を会わせる機会もなく、 それがいきなり突発的な管理
命令とは…。福井銀行の借入返済分、ローン代弁分、ローン立て替え分など、約32億を超える金額を
全額返済しているにも拘わらず異例の民事再生。  あまりにも不思議な展開であり、まったく法的手段
を踏んでいないのではないかと思う。 

 

管理命令が出た理由 
1. 交際費があまりにも多い、 湯水のごとく使っているのでは。  

この費用については、ゴルフ場の来場者の増加を図るために、すべての来場者への朝食無料サービスと、コンペ誘致のために商品の提供を実施した。この分の経理処理を、すべての経理事務を任せていた会計事務所の担当税理士が、すべて勘定費目を接待交際費で計上したために、膨大な金額となった訳です。管財人は決算書の帳簿だけを見て判断してしまったようで、あまりに杜撰な判断というかやり方に激しい憤りを感じます。 

2. 会社の厳しい経営状況下で、高級車クラウンを現金で買っている。 
車を現金で買った… については、ディーラーへ下取りに出す予定だった車を、他に売却した分も含めて支払っている。 しかも購入時期は民事再生の一年以上も前の話である。 結果的に1と2の理由だけ
をでっち上げて管理命令を出したが他には全く何もなかった。  管理命令になった確たる証拠でもあったのかと向井公認会計士に聞くと「法に触れることは一切なく、 また平成元年の会社設立以来、 金銭面の問題や金の流れについても、まったく不正や間違いはありませんでした。 不思議なほど完璧でした」と、明確に発言された。

私は普段から、車代や社員の食事代、交際費その他をほとんど立替えや貸付けで支払ったり、 経費
の注ぎ込みに終始してきたので、給与の遅配も一度もありませんでした。 後に、吉田管財人がプレイ
権をはずし、ゴルフ場をどこかのレジャー企業へ売ろうとしたので、私はプレイ権をはずすことだけは許せなかったので、命がけで吉田管財人と対決しました。

 

はがき

メンバーさんに対する誠意として民事再生中にも経費が足りないので頼むといわれ、5,500万円を提出してようやくプレイ権を守った訳です。民事再生発表が、新聞記事やテレビで出たその翌朝から、元名誉会員の橋本龍太郎先生が、 死の一週間前の病床から 
 「ご苦労多いと思うけど、 節造兄、がんばれ!」と自筆の激励のハガキをいただいたり、東京、大阪、福井の方々から多数のお電話を賜り、お叱りの事と思いきや、逆に心配と激励のお言葉をいただきました。 そして設立31年目の株式会社中嶋事務所のことまでご心配いただき、大阪のメンバーさんや東京からも早々に、 良ければ中嶋事務所の東京事務所として使っていいよ…との心暖まる激励のお言葉を頂戴した時は、人と人との絆に感動致しました次第です。

お陰さまで(株)ジャパンセントラルは法的に処理されましたが、個人保証の分についてはすべて済ませており、個人破産は一切いたしておりません。
民事再生の最初から終結まで、そのままを映画ドラマにして見てみたいものです。 「事実は小説よりも奇なり」ではありませんが、誰もが見逃したくないくらいオドロキと司法の乱用の連続で、 
私自身、客観的に想定して法治国家とはいったい何だったんだとの思いです。 

今の世の中、 政界も経済界も越前クラゲみたいに、いい方ばかりに流れていく人も多い。 おまけにマコミまでが信用できないとは、 かの田中角栄先生から直接聞いた言葉。  「新聞の紙面は、 ラジオテレビ番組と株式欄、 題字だけは間違っていないが、 他の記事は優先順位ではなく、 若い記者の主観での記事が多い」との話は各専門家の意見も一致するところです。
地獄の沙汰も金次第といわれますが、 正しいものが金の力により間違ったものに負けて苦しんで亡くなった生命が幾万人いることか。  ある大物政治家が生前に冗談まぎれに 「中嶋君、すべてではないが、中には悪い弁護士、詐欺師、代議士などもおるから気をつけよ」…と。 

民事再生の終盤の頃、 私は吉田管財人、裁判所指名の向井公認会計士、そして管財人から20万円
も給料をアップされて遊び放題だったという当時の支配人の三人を呼び出し「 いろいろご苦労さんでした。 しかし民事再生期間中のあなたたちの言動行動はいったい何だったんだ。  管理命令になった確たる証拠でもあったか」 と聞くと 、 向井公認会計士はまったく問題がありませんでしたと話「中嶋社長のことは私の大阪の友人からよく聞いていました 」  と今度はほめ殺しの文句を並べた。 そして、向井公認会計士が明確に証言したことを世間に明確に発表しろ、と吉田管財人に迫りました。 しかし、もう終わりに近い段階だから… と結局訂正発表はなかった。 

その後は草々に処理を済ませ逃げの一手。 民事再生期間は国の権力をバックに好き放題でしばしの
極楽だったようだ。 日本国の憲法、 法
律、 司法はいったい正しい者をも悪人に仕立て、 役人達の出
世の材料にしていることに強い怒りを感
じました。結局裁判官とは一度も面談もなく、 民事再生を主に専門に扱う弁護士が管財人に決まり、ぜ管理命令が出たのか、 と聞いたところ、申し立て担当の元大阪弁護士会会長の山田弁護士は、 「社長、済みませんでした。 社長は見かけで損したみたいでね
…」 のセリフは一生忘れない。 

私の疑問は、 民事再生計画をなぜ管理命令にして、 管財人が裁判所をバックに権力で好き放題にし
て早く済ませたか。  当時ある専門筋の話を聞くと、 その頃特にゴルフ場の民事があまりにも集中し
多く重なり、  管理命令でやるのが国として最も好きなようにやれるとの事でした。  管財人の帰り際の

セリフが「福井は温泉もいいし食べ物も美味しいし、何と好い所だった」…の言葉を残して。
 
その後、東京でこの民事再生法の法律を立ち上げた当事者のお歴々と会う機会があり、「中嶋さんに
は民事再生の件で大変申し訳ないことをした」と謝られた。制定とうじの状況と大きく変わりすぎたのに、法律を修正しないままで、結果的に迷惑をかけてしまったと。また、前最高裁判所の判事さん達からもこの件で深く詫びられたが、腹立ち以外の何ものも感じなかった。

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